- 2023年4月8日
紙のドローン飛行許可書 - 行政書士さいれんじ事務所
紙での許可書と電子許可書の違い
無人航空機飛行許可を取得する際に、許可書を紙媒体でもらうか電子媒体(電子許可書)でもらうか選択ができます。
この2つの違いは次のとおりです。
紙の許可書
- 決裁権者である地方航空局長、空港事務所長等の公印が押印されている。
- 許可書が発行された場合には、申請書の提出先への返信用封筒を郵送し、紙の許可書を郵送してもらう。
- 申請を行ったドローン情報システム(DIPS2.0)には許可書の写し(PDF)が格納される。
電子許可書
- 公印等の押印はなく、代わって電子署名された許可書になっている。
- 申請から許可までのすべての手続きをDIPS2.0で行うことが可能である。
- 電子署名が有効かは、e-Gov電子申請システムで検証できる。
紙の許可書発行の速やかな入手方法
紙のドローン飛行許可書を希望する方も多いです。電子許可書で問題ないのですが、航空局長の押印があったほうが、対外的に効力があるように見えます。
確かに紙のドローン飛行許可書でしか押印されたものは受け取れません。
その時気になるのが、審査が終了した旨のメールが届いても、まだ紙の許可書を入手できていないので、フライト予定が間近に迫っている場合は間に合うのか否か心配になるということです。
これは、行政書士としてもお客様のお手元に早く許可書をお渡ししたいのですから心配は一緒です。
ご自身で申請される場合のいくつかのアドバイス
審査が終了した旨のメールには、以下のことが書かれています。
紙の許可書の発行を希望された場合は、許可書の発送を行いますので、返信用封筒を送付していない方は申請書の提出先まで返信用封筒を郵送してください。
つまり、フライト予定が間近の場合は、審査終了を待たずに早めに返信用封筒を申請先に送っておくことをお勧めします。
また、
「返信用封筒には宛先及び申請受付番号を記載し、基本料金相当の切手を貼付してください」となっていますが、返信用封筒にだけでなく、それを送付する封筒のオモテ側の左下に「申請受付番号」とかっこ書きで「申請者名」を明記しておくと(書かないよりも)スムーズに処理されます。
郵送して許可書を返送してもらうためには日にちがかかります。万が一フライト日に届かなかった場合は、以下の方法です。
DIPS2.0の「申請書一覧」から該当する許可書をダウンロードして飛行場所に持参する
ことで問題ありません。その根拠は、国交省ウェブサイトに掲載されている以下の資料に記載があります。
申請受付番号の調べ方
「申請受付番号」は、審査終了のメールに記載されています。また、飛行許可・承認メインメニューの「申請書一覧」からも確認ができます。
返信用封筒を送付する送付先(=申請先)
返信用封筒送付先一覧は以下からご覧ください。
(参照:【DIPS】審査終了通知メールより引用)
以上、この情報が少しでもお役に立てたら光栄です。
当事務所では、ドローン飛行許可・承認申請の代行を承っております。お気軽にお問い合わせください。