ドローン飛行許可申請件数の推移
2023年6月の申請件数は、前年同月比45%減。
ドローン飛行許可申請件数は、国土交通省ウェブサイトで月ごとの数が掲載されています。
ドローンは「空の産業革命」とも言われ、産業、経済、社会に変革をもたらすことが期待されているものと認識しています。申請件数も右肩上がりではないでしょうか。
ところが、国交省が公表している月ごとの申請件数を見る限りでは、2023年に入ってから6月までの時点で、2022年の同月の件数を上回った月が一度もありません。
その中でも特に際立つのが、2023年6月の申請は前年同月比で約45%も減少しました。
2022年の同月は、飛行許可対象の機体が200g以上から100g以上に広がったことから大きく増加したのは当然としても減少幅が大き過ぎます。
大き過ぎると何故言えるのか。それは包括飛行許可の場合、1年以内に更新申請の時期を迎えるからです。包括申請件数の全体に占める割合は公表されていませんが、多数を占めるものと推察します。
更新されていない方も相当数いらっしゃるのではないかと考えられます。2022年6月の申請で飛行許可は7月以降のものもあります。しかし事前受付は6月9日に開始されていました。また、2023年の更新は許可の切れる40開庁日前から申請できます。そう考えると判然としません。
ドローンの飛行許可承認申請件数
- 2022年6月 13,847件
- 2023年6月 7,678件(前年同月から6,619件の減少、比率にして44.6%減)
国土交通省の公表資料は次のとおりです。
出典:国土交通省ウェブサイト 無人航空機の飛行許可・承認手続「無人航空機飛行に係る許可承認申請件数の推移(令和2年1月~令和5年5月)」
※「・・・・~令和5年5月」は「・・・・~令和5年6月」と思います。
※朱書き箇所は当事務所にて加筆
他方、操縦者技能証明制度(国家資格制度)が2022年12月から開始されましたが、2023年6月末時点のライセンス交付数は次のとおりです。
操縦ライセンス交付数
- 二等ライセンス 1,248件
- 一等ライセンス 210件
二種型式認証機体は2023年7月現在ゼロ。
特定飛行の飛行許可はライセンス保持者においても必要な状況が続いています。
これは何が理由かについて当事務所で判断するのは不可能です。判断するに足る詳細なデータを持ち合わせてもいません。
事実として以下のことだけは言えます。
ドローンを活用した事業の展開のためには、
- 飛行許可取得は引き続き有効な手段。その上で国家ライセンス保持も。
- 許可取得で、安全と法令遵守を堅持し続けられる。
おかげさまで当事務所の2023年のドローン飛行許可申請代行件数は、昨年比増加中です。
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ドローン飛行許可申請を行政書士が代行するのは法的根拠があります。
DIPS2.0でのドローン飛行許可申請のポイントを以下のページで紹介しています。
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